波もないのに、
一人で海に浮いてる。
江ノ島もえぼし岩も水平線も何もかわんないなって思う。
目まぐるしく変わっているのは自分を取り巻く状況だけか。
風景は変わらない。
シリトーが言うように、
実は近くから見れば変化しているのかな。
そんなことをぼんやりと考えている。
夕方、俺たちの街に突然雨が降る。
でも、みんな知ってる。
すぐに上がるよな、この雨は。
PM4:00
冷やした白ワインとビールとギターを持って海辺のBARに集まる。
上半身裸の男たち。
やわらかい素材のワンピースを着た女たち。
野田さー浮いてんよ。
お前、東京の匂いがする。
うるせーっ。
Jack Johnsonがブチって切れて、
誰かが、BEACH BOYSを流す。
一瞬、場が静まる。
若い女の子たちがキョトンとした顔をする。
雨が上がる。松林の向こうが夕焼けに染まる。
なー。表、出ていい?
芝生の庭に椅子を持ち出して、深呼吸をする。
国道134が乾いていく匂い。
茅ケ崎の匂い。
懐かしくて、頭がクラクラする。
ずっとここにいたいなって思う。
いれないけどね。
あいかわらず流れているBEACH BOYS。
「Do you love me?
Do you surfer girl ?」
Oldies day。
そんな感じの休日。

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