以前、ユナイテッドアローズの重松さんと生LIVEで対談した時の話。
話す内容の順番を事前に合わせておく
いわばお約束のネタ合わせがあって、
割と細かく打合せをして、本番に臨んだんだけど、
僕は密かに台本にはない問いかけを用意していた。
そして、対談が終わりかけの時、
「U.A.は以前、家具の販売を試みていましたが、最近トーンダウンしているように思います。
ライフスタイルショップを追求していく以上、アパレルとインテリアはどこかで融合をしなければいけないと思うのですが、
僕が知る限り、BEAMSにしてもBAY.にしても確かにうまく行っていないような気がします。
それでも、今後この2業界の融合を推進する意義があるとお考えでしょうか?」
と投げかけてみた。
ゲリラ・クエスチョンだ。
少しは慌てるかな?
しかし・・・。
重松さんは僕をチラッと見たあと、よどみなく、簡潔に
こう言った。
「みんなで続けましょう」
(自分たちが)続けるでもなく、続けたいでもなく、
みんなで続けましょう・・・。
僕たちインテリアショップ側も包み込む、高らかな宣言だった。
それを聞いて、
ああ、この人は利己的に動いていないんだな。
大きいな。
そう思って感動した覚えがあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿