2012年4月26日木曜日

なぜ家具業界は貧乏なのか?

家具業界は貧乏業界って言われます。

家具企業の総売上高は約2兆円。

家電業界が約40兆円。

どちらも、国民全員が持ってるモノを扱っている業界なのですが、

比較すると、確かに家具業界の売上高は少な過ぎる気がします。

この問題は複合的な理由によるものなので、極論は避けますが、

大きな理由の一つに「回転率の遅さ」が挙げられると思います。

一般的に商売の多寡は、


「粗利益×回転数」

とされています。

例えば、

冬物のジャケットやコートを2年に一度×一生買うとして、

日本人はSOFAを一生の内何回買い替えるでしょう。

2回?下手したら1回・・・。

これでは確かに業界が儲からないのは当たり前です。

業界が儲からないという事は、業界で働く人に利益を還元できず、

ゆえに意欲が失われ、優秀な人間は集まらず、進化が阻害され、

さらに業界が悪くなっていく。

もちろんお客様に対してより良いサービスを供給する事なんて出来っこありません。

「って言ったって、ソファを毎年買い替えてもらうことなんてできないよ。」

確かに。一般的に言えばそうですよね。

でも、そこで思考をストップしたら、この業界に進化はありませんよね。

僕らは、この問題点を起点に、SOL(ソル)というSOFAを開発しました。

本体は無理でもジャケット(替えカバー)を主役にして流行を作れば、

ユーザーさんが毎年買いに来てくれるかもしれない。

お客さんだって、何十年も同じソファを使うより、

毎年柄が変わったらきっと楽しいよね・・・って考え方です。

でも、本来これはメーカーの仕事ですよね。

問題点を大きな視野から捉え直して、抜本的にそれを解決する商品を作る。

日本の家具メーカーには、そういう発想ができる人が少ないような気がします。

それができないと日本の家具市場はすべて、S.P.A.のものになっちゃいますよ?

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sol 「teddy」

sol 「laguma」

sol 「soloaka」






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