2013年7月11日木曜日

世界最古の家具と変わらない形



世界最古の家具はツタンカーメンの黄金の玉座や同時に出土したチェストだと言われています。

素材はウォールナット(クルミ)チェストナット(栗)ともいわれていますが、定かではないようです。

それにしても、紀元前1325年のものが現存して現在に残っているというところが驚きですし、金箔もゴージャスですけど、

でもですね・・。

僕はそれ以前に思う事があります。

それは、

「3300年も経っているのに基本デザインが変わってないじゃないか」

という所です。

基本四つ足構造で、アームが付いて、貫が入ってって・・・。

椅子は人間の相対物です。座るモノです。

つまり、人の形が変わらなければ、変容する訳がないという事なんです。

ジュール・ヴエルヌの火星人みたいに、

人の形が進化すれば、椅子も変容するんでしょうけど、

人間が頭、胴体、腕二本、脚二本のままじゃ、

なかなかデザイン的には進化させられないですよね。

分かってはいるけど、デザイナーの立場としたら、

ちょっと夢がないじゃないですか。


それにしても少年ツタンカーメン。

よっぽどお妃様を愛していたらしいですね。

背板に彼女と仲良く描かれていますが、

2人の足にはサンダル(?)が片方づつしか描かれていません。

これは2人が本当に仲が良かったことを表現しているそうです。

人の形が変わらないから椅子の形が変えられないってボヤいたけど、

3300年経っても、愛の形が変わっていないという事は、

本当にすばらしい事ですね。