2015年4月30日木曜日

出世のノウハウ


出世に必要なノウハウってなんだろう。

「企業内の出世に必要なことってなんですか?」新橋のSL前でサラリーマンたちに聞いたら、きっと「仕事が出来る人が出世する」と答えが帰ってくるんでしょう。経理なら経理の技術。営業なら営業のスキル。デザイン開発ならデザインの才能。「だからがんばってみんな努力しているんです」

そうかな・・。

僕は僕の周りの出世した人を見るにあたり、そこだけじゃないんじゃないかな、と考えています。僕はメーカーのサラリーマン時代を経てその後独立し、今こうしてインテリアショップの代表取締役をしています。その決して短くない仕事人生の中で、その昔、僕を通り越して出世した人たちから今まさに、当社で出世しようとしている人たちを見るにつけ、出世に大事なスキルとは以下のようなモノではないかと考えています。

1. 出世したい人
 
・・これは最低条件ですね。

2. その分野に必要充分な知識、スキルを身につけている人
 
・・最低限以上という所がポイント。もちろん最高のスキルがあるにこしたことはないです。しかし、そこまで無くても以下のスキルで補えます。

3. 会社が無視できない組織人脈を会社の内外に持っている人
 
・・ここは非常にデリケートかつ大事な所だと思います。注目すべきは「無視できない」という部分です。仲間内で飲み会を開いてそれだけを組織と言っても、まず無視されます。会社に有効的な施策の実行と成果が必要だということですね。

4. その組織的人脈を個人ではなく自社(世の中)のために有効に使える人
 
・・個人的に組織を使うという誘惑に負ける人はまず組織から弾き出されます。むしろ敵視されて潰されますね。また、そんなつもりもないのに上や周囲の勘ぐりを受けて、社内の不意打ち打撃を斜め後ろから食らってしまうケースも多々あります。ちなみに家康という人はこれを避ける天才だったのだと思います。伊藤博文も同じ。ホリエモンとかは逆ですね。まあ非常に日本的な配慮だということです。

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会社・・社会と言い換えてもいいと思うけど、理想的な組織の有効関係というのは、基本的に相互補完関係で成り立ちます。社長の出来ないことをその他役員がこなし、そこがフォローしきれないディテール部分を部長たちがこなし・・以下末端まで補完し続けて行く。それが理想の組織です。

その中でグイグイ上に上がってくる人は、自分の出来ない能力を他人に委ねて尚かつその人たちをコントロールし、結果、部門の成果を出す人たちです。それを会社に還元できればまず間違いなく出世するでしょう。逆に言えばその人が万能だったり、組織人脈を維持できない人は出世できないということなのでしょう。

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というわけで出世したい皆さん!!

まずはその部門の発展に必要な施策の立案をしましょう。次にそのメンバーを社内外の名刺からピックアップ。上司に施策の根回し。後ろ盾をもらったら、通常業務以外の時間(朝、夜、休日)を使って施策の行動(業務時間以外を使わなければ出世などできるわけがないです)。成果が出ると確信したら、成果を出す直前に、またまた上司に他意はないよという根回し。それでもちょっと不安ならそのまた上の上司にも根回し。結果のお披露目はしっかり演出。もらった褒美(給料・地位など)の内6割は手伝ってくれたメンバーに返す。

こんな流れで今すぐDo it !!です。

いずれにせよ。

がんばれ日本のサラリーマン。
僕らの仕事で世界は回っているのだ!!


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